2020年9月11日

ブヒの作るダブルモンク "AARON 44"

最終更新: 2021年7月22日

"AARON 44 / 1st"

ブヒのモンクストラップシリーズ!!

噂のアーロン先輩!です。

ちょっと大人っぽいでしょ。と、思っています。

ノルベで無骨な雰囲気やしコバもガシッとしてて、ベルトもバックルも大きめでブヒらしい雰囲気に仕上がっている『AARON 44』でございます。

こちらは、40'フランス軍の2バックルブーツみたいなイメージで仕上げています。

お上品すぎず、でもイカツ過ぎず。ビンテージやミリタリーのエッセンスを取り入れた雰囲気がブヒらしいかなぁと思っています。

ブヒみたいながっしり体型の人が履いても良いし、スリムな方が足元ボリューミーな感じで履いてもオシャレです。今回もやっぱりサラッとさりげなく、何気なく履いて頂ければ格好良いかなぁーと想像しています。

アーロンです。

以下の6項目でご紹介させていただきますー。


  1. アッパー:イタリア産TEMPESTI社のフルベジタブルレザー

  2. 製法:ハンドソーンノルベジェーゼ製法(9分)

  3. 木型:ブヒラスト

  4. ソール:ITSHIDE社 コマンドソール

  5. スタイル:ダブルモンク

  6. 金具:大きめのバックル


1:アッパー

イタリア産TEMPESTI社のフルベジタブルレザー

”上質なキップ革のベンズをベースに通常の2倍に近いオイルを加えたオイルバケッタ仕上げの革です。"

見て頂ければ分かるように、このザラッとした麻袋のような風合いが特徴です。

この風合いに惚れました。

最初はどうなんかなー?と思っていたのですが、やっぱり気になる。この革なんか気になるなぁと思い仕入れてみました。ほんでもう好きになりました。大好きです。

今回はナチュラルのやつを染めています。

ブラウンもネイビーも染めていますので、それぞれ風合いが違っててそれもまた良いなぁと感じています。

手染めのムラ感と、この革のザラッとした質感。ほんでデニムのアタリみたいに履けば履くほどシワとか落ち感とかが出てくるのを楽しんで頂ければ良いなぁと思っています。

色ムラをすごーく気にされる方とか、ツヤッツヤが好きな方にはあんまりオススメできないお品ですねー。

もともとがこの質感なんでちょっとした傷なら全然目立たないですし、たまにブラッシングするくらいで良いです。

ブラッシングで砂とか埃はとってあげて、あとは革に染み込んでいる油分がブラッシングの摩擦熱で出てきます。

ほんまに乾燥してきたなーとなるまでは、これだけでOKです。

むしろクリームベタベタ、油分ベタベタの方が革にとっては負担になる場合もありますので、ほどほどにしてあげてください。

いつものごとく水は飛びまくり、ガンガンぶつけまくり、ほったらかしのわたしがしばらく履いてこんな感じです。

↓↓


2:製法

ハンドソーンノルベジェーゼ製法(9分)

ノルベのこと。

靴の周りにぐるりとはしる手縫いのチェーンステッチが贅沢な雰囲気を醸し出しております。

なんども言いますがここのチェーンステッチは、ぺってくっつけたわけでもなく、ミシンでじゃーっと縫えるわけでもないです。

令和のこの時代に手作業で針と糸持って靴縫ってるなんて、原始人みたいなことしてるなぁと思う人も居てはるかもしれないですが、それでもこんな手仕事もあるんやでーと知ってもらえたら嬉しいし、面白いなぁーと思ってもらえたらやっぱり嬉しいなぁと感じます。


3:木型

ブヒラスト

ポッコリ。つま先にゆとりのある木型です。

甲高さんにも良いと思います。

リプケンと同じ木型ですねー。

履いた感じもほぼ似てます。リプケン(IRONMAN) はゴートスキンなんで初めやや硬めなので、数ヶ月履いた後のリプケン(IRONMAN)アーロン(1st) の履き初めが同じくらいの感じです。

アーロンの方もしばらく履いてどんくらい馴染んでくるか柔らかさ出てくるかはまたどっかで載せたいと思いますー。


4:アウトソール

ITSHIDE社 コマンドソール

今回はどっちも茶です。


5:スタイル

ダブルモンクストラップ

ダブルモンクこれをやるにあたって、いろんなダブルモンクをブワーって見たんですが意外とこのベルトのバランスが靴によって色々で、ほんで木型の形も違うしで。見れば見るほどこれバランスめちゃ難しいんちゃうやろかー?と、目がおかしくなるかと思うくらいに、試行錯誤しました。

大きめのバックルにこだわってたんで必然的にベルトは太くなります。この靴という限られた場所の中で、キャップとのバランスもとらなあかんし、なんやもう数ミリのことで間抜けな感じにもなりかねへんような気がして。

やんややんやと、あーでもないこーでもないと、いろいろ考えて出来ましたのがこいつです。

なんとか、まぁブヒらしい形に仕上がったんとちゃうかなーと思っています。うちら的にはこのバランスで、良し!と思っています。

長男ゲレーロくんよりも、長男らしい風貌やなぁと思います。


6:金具

バックル金具

真鍮ベースにブラックメッキを施した金具になります。

なんどもしつこいですが、大きめのバックルにかなりこだわりました。

これはもう絶対にガツッ!としたバックルが良いねん!と、思っていたので。もうバックルありきですね。良いバックルに出会えなかったら完成しーひんかったかもしれないです。

と、ゆーことでアーロン。最初、Lサイズだけやったんですが他のサイズも追加していますので、またウェブサイトも見て頂けると嬉しいです。

よろしくお願いしますー。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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