ゲレーロ2020のすべてを書きました。
前回の記事はこちら↓
今回は、レザーサボのゲレーロ 2019ver / 2020ver それぞれの特徴を比べていきまーす。親バカなもんでどっちのゲレーロくんもそれぞれに『いいやん』と思ってるんで、終始ベタ誉めしてるだけになるかもしれませんが、お付き合い頂けると嬉しいです。
それではベタ誉め項目を7つに分けて比較していきたいと思いますー。
アッパー:クードゥーレザー / 国産コンビ鞣しレザー
アウトソール:コマンドソール / GLOXY CUT
重さ:750g / 550g
スタイル:ベルトあり / スリッポンタイプ
製法:ハンドソーンノルベジェーゼ製法
エイジング:2019verサンプル
履き心地:人それぞれ
1:アッパー (upper)
2019ver / KUDU leather
アフリカに生息するウシ科の動物です。見た目は鹿の大ボスみたいな感じ。
イギリスの老舗タンナー チャールズ・F・ステッド社が製造するレザーです。野性味溢れる傷が特徴です。
(製作してた時の写真が こちら )
2020ver / 国産コンビ鞣しレザー
前回の記事にもしっかりと書きました( こちら )
国産の牛さんをイタリアレシピで製造したレザーです。
厚みは、クードゥーの方がやや厚いのですが、クードゥーの方が柔らかいです。しなやか〜な感じ。
国産コンビ鞣しの方は、コシのある柔らかさで何かとちょうど良い感じ。作る側からするとものすっごい切りやすいです。”切るの上手くなったんちゃうん?!”って、テンション上がるくらいシャキッと切れます。
クードゥー自体はすごい柔らかいですけれども、2019verはライニングありで仕上げているので、ヘニャヘニャーって感じではないです。むしろサイドライニング(後ほどご説明します。)のおかげで結構シャキッとしています。
2020verは一枚革で仕上げているので、コシのある柔らかさが生かされている感じやと思いますー。
そして、ブヒが革選びでは割と重要視しているエイジング。履けば履くほど良くなっていくような革を選ぶようにしています。傷やシワが出来てきて初めて完成するような靴が好きです。
ゲレーロはどっちもエイジングします。クードゥーは結構シワ感も出てきますし、国産コンビ鞣しはどんどん深みのある艶が出てきます。
お手入れはどちらも無色の乳化性クリームで良いと思います。月一くらいで大丈夫です。
履いた後ちょっと気になったら何もつけずにブラッシングだけでも結構キレイになりまーす。
2:アウトソール (sole)
2019ver / ITSHIDE社 COMMANDO (BK)
ブヒではお馴染みのコマンドソールです。タンクソールみたいなボコボコやけども、端っこまでボコボコじゃないのがお気に入りポイントです。横から見たときにスマートなのがイイんです。それにミリタリーはブヒのベースなので、このコマンドソールはこれからもブヒシューズにガンガン使う予定のソールですー。
2020ver / Vibram社 Gloxy cut #9105 (BK)
これも前回詳しく書きましたー。( こちら )
『新素材のVi-liteを使用した超軽量ながら耐久性に優れた素材です。』
これずっと思ってたんですけど、なんて読むんやろ??『グロッすぃーカット』みたいな感じでイイんやろか?XにYが続いてるやつあんま見た事なかったんでちょっと困ってます。誰かこっそり教えてください。
で!これはフラットソールやのに刻みが入ってるのが推しポイントです。横から見たときにポテッとしすぎず、ちょっとタンクっぽいイカつさもありつつーの、この軽さ!欲張りです。ずるいです。新素材すごい。
3:重さ (weight)
ソール単体でも結構重量差があると思うんですが(ソールだけでも測ってみればよかった…)ライニングありなのと、バックルの重さも加えて2019verは重厚感のある仕上がりに。2020verは曲がりやすくて軽量のソールと合わせて一枚革なので軽やかに仕上がっておりますー。
2019ver / 約750g (Lサイズ、片足)
2020ver / 約560g (Lサイズ、片足)
『重厚感のあるタイプ or 軽やかなタイプ』
これは結構好みがあると思います。重い方が歩きやすい方も居はるし、軽い方が楽でええわぁーって方もいはります。ので、参考までに見て頂ければと思いますー。
どっちも良い!(親バカ)
4:スタイル (style)
2019ver / ベルトあり!
先ほどの重さの所とも繋がってくるんですが、このベルトでかかとをホールドしてあげる事でこの重厚感がめちゃ生きてきます。
一応ぐるっと回るように作ってるんで、めんどくさい人はベルトを甲の所にやっといてもらえればスリッポンタイプみたいにパパッと履けます。
けれども、これかかとの所にやってても脱ぎ履きそんなにめんどくさくないんです。いちいちバックルのとこやらんでも、パッと履いてグッとベルト持ち上げてもらえれば履けます。
横着者の私でも、パッと履いてグッ!とやって一瞬で履けますんで、ぜひかかとの方にベルトやって履いてみてください。
2020ver / スリッポンタイプ
パッと履くだけの超楽スタイル!!
前回の記事そのままコピペしようかと思いましたがやめときました;
見ての通り、パッ!と履けるタイプです。履き口のとこがベルトに見えるかもしれませんが幻です。軽いんでもうこのまんまです。ダッシュするんにはちょっと向いてないかもしれませんが、普通に歩いてるぶんには十分やと思います。
5:製法 (recipe)
ハンドソーンノルベジェーゼ製法
これはもうどっちも共通やし、なんならこれからも多分ずっとゲレーロはノルベジェーゼでやりたいと思っています。
『なんか分からんけど格好良いなぁ』と思ってもらえたら良いなぁと思いながら、せっせとチェーンステッチしております。
(ノルベジェーゼ製法のこと書いた記事 こちら )
6:エイジング (aging)
アッパーの項目でエイジングしやすいですよーと書いていましたので、2019verのエイジングサンプルをご紹介いたします!
まずはチャコール
左が約1年目、右が未使用
こちらはお客様のゲレーロくんでございます。めちゃくちゃイイ感じに育ててくださっています!『休日はほぼゲレーロ履いてました!』と、言ってくださり涙出るかと思いました。大切に、でもヘビーに、まさにガッシガシ履いてくださってるんやろーなぁ。と、ほんまに嬉しい限りでございます。
丁度良い具合のシワ感、そして色合い。そうブラックじゃなくてチャコールなんですよ。真っ黒じゃ出せない味わいがひしひしと滲み出ているこの感じ。良いお色です。
うちのゲレーロを大切に育ててくださって、ほんまにありがとうございます。
お次はキャメル
これはまさにブヒ本人が仕事の日も休みの日もガッシガシガシ履いた結果です。
クードゥーレザーの良さが溢れ出しています!この傷、シワ!たまらんですね。野生的なの最高です。
これは履きすぎているのでおそらく5年分くらい育っていますね。
作業中は粉まみれ、インクや溶剤が付くときもあり。雨の日も平気で履く。お手入れはたまにしかしない。我が子にはスパルタなんやな。。。
そんなにヘビーに履いてもこんなもんですので、おそらく頑丈やと思います。
7:履き心地
2019ver 『サイドライニング』
サンダルやサボみたいなラフな靴にはほとんど入ってへんのではないかと思われる、”サイドライニング”。こいつが土踏まず辺りまでをグィ〜っとホールドしてくれています。ので、初足入れの時は、グィーっと『え?キツいんかな?』って思うくらいに、ギュイーーっとホールドしてきます。あ、でも全然痛くはないと思います。すぐに馴染んでくるのでご安心ください。さらにベルトでホールドして頂ければ、これはもうダッシュもできます。
2020ver 『癒し』
サンダルやサボらしい『ほわぁ〜』とした履き心地。『楽やなぁ』としか言えへんくらいの癒しです。普段はカチッ!としたビジネスシューズ履いてるから休日はもう楽の一択やわ!って感じのお疲れ気味なあなたにお勧めですー。フーラフラお散歩や、食べ歩きするときなんかにも良いと思います。いや〜食べ歩きしたいですね!ほんまにもう。
と、ゆーことでブヒのレザーサボ "GUERRERO 27 2019 / 2020ver 比較!"してみましたー。読み返してみると比較ってゆうか、紹介。みたいになってしまいましたが、それぞれの特徴を知ってもらえれば嬉しいなぁと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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