"GUERRERO 27" 今期分も販売中ですー。
2019ver から始めましたレザーサボシリーズ ”ゲレーロ!”
ブヒオリジナルラインのいっちばんはじめに作ったいわゆる長男ゲレーロくんです。
「夏に履けるサボみたいなんイイなぁ」ってところから始まり、
「どうせやるならノルベジェーゼでやりたいなぁ」って事で、あーでもないこーでもないとデザイン考えて試作して、またやり直して考えて、やっとこさ出来たとても大切な第一号のゲレーロです!
毎年毎年この時期にはこのレザーサボのゲレーロを作って行きたいなぁと思っています。
が、インスタとか見て下さってる方とかはご存知かもしれませんが
”ブヒ同じもの作りません。”
これからご紹介するゲレーロくんも2019ver / 2020ver で、だいぶ変えてます。一応の縛りはレザーサボってとこくらいです。
でも、自分らが履きたいなぁって思うやつを毎年毎年、チェンジしたりグレードアップしたりしながら作っていきますので、「今年はこんなんにしたんやなー」と見て頂ければ嬉しいなぁと思います!
ちなみに、もう一つ
”ブヒ量産しません”
ほとんどの工程を手作業で行っていますので、そんなパッパッパーとは出来ないんです。3Dプリンタみたいにピャーっと出てくるわけじゃないんです。
ですんで、最初に決めた数を作ったら終わりです。「欲しい色・サイズがない!」って事も多々あるかもしれませんが、欲しいものとの出会いってそんなもんやと思います。
夫婦二人三脚できる範囲で頑張っておりますので、その辺り広ーい心で見守って頂ければ幸いです。
余談が長くなりましたが!
2020ver GUERRERO27 を5項目に分けてご紹介していきたいと思いますー。
アッパー:国産コンビ鞣しレザー
カラー:ネイビー/オリーブ
アウトソール:Vibram Gloxy cut
スタイル:スリッポンタイプ
製法:ハンドソーンノルベジェーゼ製法
1:アッパー (upper)
足の甲を覆う革のこと。別名「甲革」
国産コンビ鞣しレザー
(コンビ鞣しとは、2種類の鞣し方を組み合わせた革で、主にクロム鞣しと植物鞣しを組み合わせたモノが多いです。)
国産牛なんですがイタリアのレシピで作られているので、色とか風合いとかイタリアぽくていい感じやなぁ!と思って今回はこいつに決めました!やっぱり日本に住む者としては日本国内のものを使っていきたいなぁとゆう気持ちもあるので、ちょうど好きな感じのが見つかって嬉しい限りです。
写真を見てもらうとわかるように、最初は結構マットな質感でこの感じも個人的には好きなんですが、お手入れするとまたこれいい感じに艶が出てくれるんです。履けば履くほど深みが増してエイジングが楽しめると思いますー
オイル多めで質感はコシのある柔らかさって感じです。厚さは約2mm前後。
今回は先芯なしで仕上げているのでこの質感も結構生かされていると思います。
2:カラー (color)
ネイビー / オリーブ
ネイビーはデニムのインディゴのようなちょうど良いお色!
これは個人的にドンピシャなネイビーの革やったんで「いいやん!」(goodの最上級のやつ)出ましたね。ゲレーロでネイビーやるならこの色やなって思った理想的なネイビーなのでした。
で、オリーブ。オリーブは正直もっとカーキっぽいかなと思ってたんですけど、結構ブラウンっぽいなぁが第一印象でしたが、出来上がってみたらこれまた「いいやん」出ました。
これ写真の具合でブラウンっぽいけど、オリーブって書いてあるしなぁ。と、思ってはったらごめんなさい。ほぼブラウンやと思ってもらって大丈夫やと思います。
3:アウトソール (sole)
地面に触れる部分をアウトソール(本底)と言います。
Gloxy Cut (Vibram 9105)
(新素材のVi-liteを使用した超軽量ながら耐久性に優れた素材です。)
見ての通り深い溝が特徴的で従来のフラットソールよりもよく曲がってくれます!
これいいですよねー。ほんでめちゃ軽いです。
また、立ち仕事や長時間の歩行にも最適な素材となっていますので、カフェのお兄さんとか美容師さんとかがお店で履いてはったら格好良いなぁと思います。あと、脱ぎ履きの多い方にもオススメです。
いつものようにガッシガシ!毎日履いて頂けると良いなぁと思いますー
4:スタイル (style)
スリッポンタイプ!!
パッと履くだけの超楽スタイル!!
やっぱり日本人。草履や下駄を履いていた遺伝子がどっかに組み込まれてるんか分からんけど、こうゆうの好きやと思います。
特にこれから暑くなってくると、もう玄関で靴履くだけで汗かくし、もうパパッと出かけたいやん!と、めんどくさがりや代表の私はそう思います。。。
とにかく、”パッと履けるけど格好良いやん”が、理想的やと思いまーす
5:製法 (recipe)
ハンドソーンノルベジェーゼ製法
(主にビスポークや高級靴などに使われる技法です。)
アッパーと中底をすくい縫いし、アッパーとミッドソールを出し縫いしてからミッドソールとアウトソールを出し縫いする製靴方法です。
ブヒではしょっちゅう出てくるこのチェーンステッチ。わざわざ言いますが、もちろん手縫いです。
軽くて楽すぎるスリッポン、や・の・に、ノルベジェーゼ製法。
このノルベ特有のぐるりと靴の全周にはしる手縫いのチェーンステッチがあるだけで、ぺらくもならず、ただのスリッパとちゃいますよー感を演出してくれています。
『ちょっと贅沢な普段履き』
Tシャツに短パンでサラッと合わせてもらえれば粋やなぁと思います。
ちなみにデニムとかロールアップせずに合わせてもらったら、ほんまエンジニアブーツ履いてるみたいにも見えるんで、まさかそんな楽なやつ履いてるなんて誰も思わへんやろーってなると思います。
楽!軽い!ばっかり言ってるみたいになりましたが、単純に軽いから良いって事ではないんです。
アッパーとソールのバランスやと思います。今回はアッパーも馴染みが良く曲がりやすいよーに先芯なしの一枚革で仕上げてるし、ソールも屈曲性に優れていて尚且つ軽い。
ソールが良く曲がるやつやのにアッパーがガチガチやったらソールの良さが生かせへんしアンバランやと思います。その逆ももちろんです。
カッコイイのと履きやすさ。欲張りなんで両方とりたいなぁと思っています。
と、ゆーことで
『ブヒらしいハンドソーンノルベジェーゼのレザーサボ。ただの楽で軽いやつちゃうで、ちょっと贅沢な普段履きやで。ガシガシ履いてどんどん育ててください!』
こんな感じのことを長々と書かせて頂きましたー。
店頭にはなかなか行けへんなぁ、とゆう方も多いと思うので、出来るだけ隅々までお伝えできればイイなと思います。ちなみに店頭では二人ともこんなには喋らへんタイプです。笑
ブヒのレザーサボシリーズGUERRERO 27 / 2020ver をどうぞよろしくお願いいたします。
あと、2019verもあと何足かありますので、ふたつのバージョンを比較した記事も書こうと思っていますので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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