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ブヒの原点カスタムシューズのこと。




本日は、ブヒの原点『カスタムシューズ 』について改めてご紹介させて頂きますー。


 

はじめに。


ブヒではお馴染みのこの「カスタムシューズ 」

でもなんかカスタムって呼ぶのなんか違うねんなぁーとモヤモヤとずっと考えておりました。

もちろん。ベースのビンテージやユーズドの靴をちょこちょこ〜っとアレンジして雰囲気変えたりしているんで、「カスタム」なんですけどね。


そのブヒのノルベカスタムをはじめ、ハンドソーンで仕上げているブヒのカスタムシューズはほぼ作っているんと同じ工程を踏んでいます。(むしろ作るよりもめんどくさい場合もあります。)

まぁ好きでこのめんどくさいコトやってるんですけどね。笑


そんなこんなをもっと簡単に一言で説明するならば、

『ビンテージのアッパーを使って靴を作っています。』ってコトなんです。


私たち、車に関しては全然詳しくないんですが、あえて車で例えてみるならば、クラシックカーにハイブリッドみたいな新しいエンジン積んでるような感じに似ているんとちゃうかなー?と思っています。中身をメンテナンスして直して、替えられるとこは替えて、ほんでビンテージのボディを乗っけちゃう!みたいな。多分そんな簡単じゃないんやと思うんですが、イメージ的にはそんな感じかなと。(車好きな方、間違ってたらごめんなさい。)


きっとハンドルとかシートとか?こだわりだすとキリがないよーな、でもワクワクしてなんかロマンがあるような。車ってきっとハマると大変ななんとちゃうかなー?と、全然詳しくない世界なんですけど、勝手にそう思っています。楽しそうやなーと。


脱線しましたが。。。

そんでこのビンテージのアッパーを更にバラして組み直して靴を作っているのが、フランキーシリーズになります。


実は、ブヒのやりたいことがこの辺にギューっと凝縮しているんです。



ビンテージのアッパーならではの経年変化した雰囲気や、その時代ごと、製造国ごとの違いや、革の質、デザインなんかも様々な古靴たちをブヒシューズで蘇らせる。なんなら、元よりちょっと格好良くしちゃったり。そんなことをポツポツとしていきたいなぁーと思っています。


 

こんな感じの工程です。


そうは言われても、靴作ったことないしよく分からんわーって方が大半やと思いますので、ちょっとだけですが工程をご紹介していきます。



まず、靴をばらします。もちろん、使用するアッパー部分は傷つけないように十分に気をつけてばらしていきます。古い靴は乾燥していることがほとんどなので、力任せにやると革がキレーイに裂けます!こうなると、ホンマに丸尾くんばりにガーンとなります。


ほんで内部をキレイにします。損傷が激しい場合はライニングも交換します。ライニングが新しいのは本当に気持ち良いです。




で、中底交換。中底って外からはあんまり見えない部分なんですが、靴にとっては結構大事な部分です。骨組みの役割をしているので、ここが折れていたり傷んでいると他の箇所にも影響が出てきます。最近は中底が革じゃない靴も多いのですが、ブヒではハンドソーン製法なので分厚い革を中底に使用しています。

ここを交換してあげるだけで、もうまた10年は余裕で履けちゃいます。



それから木型変更。コレはベースと全く同じ木型って、その靴を作った工房とかじゃないと持っていないので、ブヒの持ってる木型の中から「これや!!」ってのをピックアップして使います。

ちょっとぬぼーっとした形の靴も、この木型次第でパシーっとクイーっと格好良く生まれ変わります。




で、ここからつりこみー。

ちなみに、一から靴を作る場合は型紙の段階で”つりしろ”と言って、つりこみの時に引っ張る部分の余裕を取っています。で、つりこみが終わったらこの余分な部分の革は切り取ります。

はい。コレ、ビンテージアッパーを使うということはつまり、余分な革を切り取った状態のやつをまたつりこむって訳です。ちょっと大変です。でも頑張ってつりこんでいきますー。


次は、すくい縫い。

ベースの靴は大体グッドイヤー製法のことが多いですが、ブヒはハンドソーンで仕上げていきます。コレが製法変更。


ハンドソーンノルベジェーゼ製法の場合はここから、ゴリゴリのチェーンステッチをかましていきます。

で、底付けして完成でーす。





まぁ途中途中で細かい作業はもっとありますが、大きく分けるとこんな感じやと思いますー。なんとなく皆様にも伝わっていれば良いのですが…。


こんな感じで、ビンテージシューズをチマチマ蘇らせていきたいなーと思っているんです!


ちなみにこの「ビンテージのアッパーを使って靴を作りました!」のシリーズを

『ATOM』とすることにしましたー!


コレからはカスタムって書いてたのもATOMって呼んでいきたいと思いますー。


見た目はあんなに可愛らしいのに中身は10万馬力のあのお方をイメージして名づけました!

と、ゆーことでコレからもアトムシリーズを宜しくお願い致しますー!!


 

最後まで読んでいただきありがとうございました。



次回は、『RIPKEN8 2632 IRONMAN/2nd 完成!!』を、ご紹介いたします。また見て頂けると嬉しいです!!


(いつも大体金曜日に更新予定です。)


 

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