こんにちは。
今回は、BUHI SHOES の原点である ”ミリタリー” についてお話ししていこうと思います。
実は私は学生時代からミリタリーショップに通いつめるほどのミリタリー好きなんです!!
ミリタリーの耐久性や機能美の素晴らしさがベースにあるので、BUHI SHOESでの修理・カスタムにおいても実用性とデザイン性の両方を意識した靴作りをしてきました。
BUHIの得意とするノルヴェ製法や、ノルウィージャン製法は登山靴や軍靴によく使われる仕様ですし、チェーンステッチの装飾は糸に防水性を持たせる意味があるんです。
『さて、ミリタリーってそんなに素晴らしいのでしょうか??』
ミリタリーというと迷彩柄!!みたいなイメージを持つ方が多いかもしれませんが、意外とみなさんが何気なく取り入れているファッションアイテムのベースには、このミリタリーが欠かせない存在だったりします。
ここで、幾つかの例をご紹介いたします。
◉ほぼ毎日着ている、”ボーダーTシャツ”!!
今や定番となっているボーダー柄のTシャツです。
特に、”セントジェームズのボーダーTシャツ”、みなさんも1着は引き出しに入っているのではないでしょうか?
こちらも、元々は海軍の若い水平達の制服だったものです。海上でも見分けがつきやすいトリコロールボーダーや、しっかりとした肉厚なコットン素材で雨風の中でも暖かくて丈夫なボーダーTシャツは実用性にも富んでいるアイテムだったようです。
◉必須アイテム、”トレンチコート”!!
最近では、特にレディースファッションでは必須アイテムなこのトレンチコートですが、その起源は軍用コートのデザインから来ています。肩のエポレットは荷物を吊るすためのもの、襟元・手首のストラップは寒さをしのぐため、全ては実用性から来ているデザインなのです。
その他にも、今季流行の "MA-1 ”は空軍のフライトジャケットから来ています。
ちなみに、PORTERのナイロンバッグはそのMA-1の生地をモチーフにしたもので、オレンジ色の裏地からもその雰囲気が伝わってきます。
このように、”全部持ってる!”って方も、ミリタリーとは知らずに取り入れていたかもしれませんね。
それほどに実用性とデザイン性を兼ねたミリタリーアイテムは、まさに BUHI SHOES の原点となっているのです。
ミリタリーアイテムに興味が湧いてきたー!という方は、ぜひこちらもどうぞ。
さて、ここで BUHI SHOES の中でも特にミリタリーの雰囲気が反映されている作品をご紹介いたします。
【RED WING 40' VINTAGE M-43】
名前の通り、1943年のアメリカ軍にて採用されたバックスキンの靴をイメージしたカスタム靴です。
ウェルトにはフランス軍のレザーショルダーを加工したものを取り付けました。ステッチ部分にはチェーンステッチと波上ステッチを採用し防水性を高めています。コバ周りは、撥水性の高い顔料ベースのインクでコーティングしています。
履き口のニュースペーパー柄のパイピングや、アイレット部分のUNION MADEのボタンもアクセントになっています。
CUSTOM SHOES PLANNING BUHI