こんにちは。
今回は、1941年製イギリス軍ブーツのライニング交換と再現修理をご紹介いたします。
この年代のものは、第二次世界大戦(1939~1945年)の影響により破損がひどいものが多く状態の良いものはとても珍しく貴重なものとなります。
もちろん古いものなので破損や劣化はありますが、革質はとても良く新品にはないカッコよさを醸し出しているこのミリタリーブーツを、CUSTOM SHOES PLANNING BUHI ではもう一度生まれ変わらせてみようと思います。
写真をご覧いただくと分かるようにライニングの破損はかなり重症です。汚れはもちろんの事、革がカサカサで紙のようにポロポロと剥がれてきそうな状態です。腐る一歩手前?というところでしょうか...。
ライニングの劣化に比べると底の部分はそれほど傷んでいませんが、交換は必要な状態ですね。
まずは、洗いをかけて全体の汚れを落としてからオイルアップに取り掛かります。
↓のように、底の部分ををバラバラにしてから作業を行います。
バラして内部を確認しましたが、ハンドソーン製法でしっかりとした作り素材も申し分ないものでした。このレベルくらいの上質なブーツは新品だと20万円くらいの値段がついていると思います。
修理後の仕上がりが楽しみです。
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