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ブヒの作るサイドゴアボタンブーツ



"ONE and ONLY SHOES "


ブヒの一点物シリーズでございます。


『古着屋さんで出会うような運命の一足』を目指して作っています一点物シリーズ。


わたしら昭和生まれなもんで。学生時代とかに、どーしても欲しいのに手に入らなかったり、東京さ行かねぇと買えなかったり。

今日は所持金が足りないから次こそは!と思ったら売り切れていたり。


そんな経験をしてきたんです。同世代の方そうですよねー?


その時はそりゃもう、くっそー!と、リアルに涙ぐむくらいに。悔しかったりしたもんですが、今となってはそうゆうの楽しかったよなぁと。思うんです。

ドキドキ、ハラハラ。ってやつです。


昔は良かったなぁ、とか。おじちゃんおばちゃんの若い頃はなぁーとか、そんな野暮なことを言うつもりはないんですが、思い出は美しいもんですね。。。


そんなことを思い出しながら、ブヒではまぁ単純に楽しんでもらえれば良いなぁーとゆう想いと、自分らで作ってるんで一足だけ作りたいもんを作る、ってことも出来るし、自分らも楽しい。ってゆう、そんな気持ちでやってます。一点物シリーズ。


色々並べてってほんまに古着屋さんみたいにしたいなぁーと思ったりします。

モリモリの靴の中から目をギッラギラさせて宝探ししてもらえるよーな、そんな楽しいお店になれば良いなぁと思っています。無言で靴をガン見する、みたいなお店です。笑




それでははじめまーす。


以下の6項目でご紹介させていただきますー。

 
  1. アッパー:国産ゴートスキン

  2. 製法:ハンドソーン9分

  3. 木型:マンソン/ワークブーツ

  4. ソール:DrSole コルクソール

  5. スタイル:サイドゴアボタンブーツ

  6. 金具:ボタン/くるみボタン

 


1:アッパー


国産ゴートスキン

前回の "THE MICK 7" と同じですー。


アイアンマンシリーズ。かなり気に入っております。

今回は、黒と茶のコンビで。


つま先の色をベースにして、こっちが「チャ」


こっちが「クロ」




 

2:製法


ハンドソーン9分

手でつり込んで、手ですくい縫いして、機械でアウトステッチです。


いつものように中底には釘痕が残っています。



↓中底の写真


ハンドソーン製法は分厚い中底を直接すくい縫いしているので頑丈です。


「革×糸」って、シンプルやけど、いやむしろシンプルやからこそ強いと思うんです。


縫い糸にはチャンといって松脂(マツヤニ)+少量の油を煮込んだやつを塗り込んでいるので、ひと目ひと目縫うごとに摩擦でチャンが溶けてギュッと糸と革を固定してくれます。この糸は、縫い目が解けにくく防水の役割もしてくれます。


もし縫い目が切れてしまってもチャンが接着剤のような役割をしてくれるので、ミシン目のようにバラバラ〜っと解けることも少ないです。


ちなみにこのチャンを鍋でグツグツ煮ている時はめっちゃクサい!

そんで、糸にチャンを擦り込む時は手がベタベタになる。ので、わたしはあんまり参加したくない工程の一つです。笑


でもこういう昔ながらのやり方は大切にしていきたいなぁーと思います。


あとハンドソーンの靴は、足に馴染む感じが、なんやろ、自然。

はっと気づいたら馴染んでる感じです。とにかく頑張ってガシガシ履いてください。分厚い中底が自分の足型に馴染んできたらグーッと履き心地が良くなります。


ちなみにグッドイヤーみたいにサイズ感が変わるほどは変化しません。そっと優しく馴染む感じです。



 

3:木型


今回はそれぞれ木型が異なります。


まずこっちの茶は「ワークブーツ木型」


ワークブーツらしい形の木型です。

前回のやつと同じ形ですねー。



ほんでクロのが「マンソンラスト」


茶と比べるとこっちのがちょっと横にポッテリしてます。指先ゆったりタイプ。

ビンテージらしくて良いですね。


ちなみにサイズ感はどっちもほとんど同じ感じです。足長が2mm違うだけです。

(サイズ感の説明は こちら )


 

4:アウトソール


Dr.Sole コルクソール

今回はどっちも黒です。



 

5:スタイル


サイドゴアボタンブーツ


え?


ですよね。これサイドゴアなんです。

横から見るとわかります。サイドゴアですねん。


ボタンブーツ ってカッコいいけど履くのめんどくさいよなぁ。と、常々思っていたんです。で、こうなりました。

ビンテージ感はムンムンに出しながらも機能性も大事にしています。履いてなんぼやと思ってますんで、ガシガシ履いてください。



ちなみにこっちの茶は、一応ここ開きます。



クロの方は開きません。飾りですねん。

くれぐれも無理やり開けないでくださいね。


でもサイドゴアなんで、このまま履けますんで。大丈夫です。便利です。




 

6:金具


ゴートスキンのくるみボタン


アッパーと同じゴートスキンを薄く漉いてから手でくるんでいきました。くるみボタン。

おばぁちゃんちのソファーに付いてるやつにそっくりです。笑


ビンテージらしくて気に入っております。


あと、このセンターの縫い目は手縫いです。クロスに縫ってるやつです。ブヒはこうゆうのやるの好きなんです。細かい手作業みたいなん黙々とやってます。



真鍮ボタン


金属ボタンの初期デザインのような形状がドンピシャ好みです。真鍮なんでだんだんくすんでくると思います。ちょっと歪な形が良いですね。


ふたりともボタンとかビーズとかそうゆうパーツ全般大好きなんで、鼻息荒ぶっております。


サイドゴアとかボタン使いとかはこれからもちょこちょこ取り入れて行きたいなぁーと思っています。脱ぎ履き楽チンがいいわぁーって方は良いと思います。



 

最後まで読んでいただきありがとうございました。



次回は「新作のキルトタン 」をご紹介いたしますので、また見て頂けると嬉しいです!!


 

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